喪中はがきの文例と書き方(続柄・名前・年齢を入れると文面ができる)
公開 2026年9月27日・はがきのこよみ編集部
こたえ
喪中はがきは①年賀欠礼のあいさつ ②誰が・いつ・何歳で亡くなったか ③これまでのお礼 ④日付の順に書きます。句読点は付けず、「年賀」「おめでとう」などのお祝いの言葉や近況は入れません。下の文面メーカーで続柄と名前を入れると、そのまま使える文面ができます。
続柄と名前を入れると、喪中はがきの文面ができます
文面の組み立て
| 順番 | 書くこと | 例 |
|---|---|---|
| ① | 年賀欠礼のあいさつ | 喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます |
| ② | 誰が・いつ・何歳で亡くなったか | 本年六月に父 一郎が八十七歳にて永眠いたしました |
| ③ | これまでのお礼と、これからのお願い | 本年中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに 明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます |
| ④ | 日付 | 令和八年十一月 |
| ⑤ | 差出人 | 住所・名前(印刷の注文画面で別に入れることが多い) |
①の「年賀」という言葉は、お祝いの意味があるので避けて「年末年始のご挨拶」「年頭のご挨拶」「新年のご挨拶」と書きます。
続柄の書き方
続柄は差出人から見た関係で書きます。夫婦連名なら世帯主(多くは夫)から見た続柄です。
| 亡くなった方 | 書き方 |
|---|---|
| 夫の父・母 | 父・母 |
| 妻の父・母(夫が世帯主) | 義父・義母、または「妻の父 山田太郎」 |
| 夫・妻 | 夫・妻 |
| 祖父・祖母 | 祖父・祖母 |
| 子 | 長男・次男・長女など |
| 兄弟・姉妹 | 兄・姉・弟・妹 |
妻の父を「岳父(がくふ)」、妻の母を「丈母(じょうぼ)」と書く古い書き方もありますが、読み慣れない方も多いので「義父」「義母」で十分です。
名前と年齢の書き方
- 名前: 差出人と姓が同じなら名だけ(「父 一郎」)、姓が違うならフルネーム(「義父 山田太郎」)にします。
- 年齢: 満年齢で「八十七歳にて」と書くのが今はふつうです。「享年」は数え年で書くものとされてきましたが、満年齢を使う人も増えています。「享年八十七」のように、享年のあとには「歳」を付けない書き方が昔からの形です。
- 数字: 縦書きなので漢数字にします(87 → 八十七、102 → 百二)。
同じ年に二人亡くなったとき
1枚にまとめ、亡くなった順に並べます。
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年二月に祖母 ハナが九十四歳にて 八月に父 一郎が八十七歳にて永眠いたしました ここに本年中に賜りましたご厚情を深謝いたしますとともに 明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
令和八年十一月
書かないこと
- 句読点: 喪中はがきや年賀状などのあいさつ状では、句読点を付けないのが昔からの習わしです。区切りは1文字あけて表します。
- 近況: 結婚・出産・引っ越しなどのお知らせは書きません。どうしても伝えたいときは、寒中見舞いであらためて書きます。
- 重ね言葉: 「重ね重ね」「たびたび」「またまた」など、不幸が重なることを思わせる言葉は避けます。
- 死因: 書く必要はありません。
手書きで添える一言
印刷した喪中はがきに、親しい方にだけ手書きで一言添えるのはかまいません。「お変わりなくお過ごしでしょうか」「寒さに向かう折 お体を大切に」など、相手を気づかう言葉にします。
印刷に使うには
文面メーカーの文面は、印刷会社の注文画面の「文章を自由に変更」欄に貼り付けて使えます。宛名印刷や投函の代行まで無料で頼める会社もあります。注文の締切と条件は喪中はがきの印刷はどこに頼む?で比べています。
よくある質問
Q. 薄墨で印刷しないといけませんか? A. 決まりはありません。文字をグレーにした「薄墨」のデザインを選ぶ人もいますが、黒の文字でも失礼ではありません。
Q. 日付は投函する日を書きますか? A. 日にちまでは書かず、「令和八年十一月」のように投函する月までを書くのが一般的です。
Q. 「永眠」以外の言い方はありますか? A. 「他界いたしました」も使われます。「逝去」は他人の死を敬って言う言葉なので、自分の家族には使いません。ご高齢の場合は「天寿を全ういたしました」とすることもあります。
Q. 故人の年齢がわからないときは? A. 年齢は省いてもかまいません。「本年六月に父 一郎が永眠いたしました」とします。文面メーカーでも年齢を空欄にすると省いた文面になります。